iPad miniでのイラストや漫画制作を検討している方向けに、iPad miniで半年お絵描きをしてみた結果をご紹介します。
画面の小ささや持ち運びやすさといった使用感や、iPad Proとの比較、かかった金額など、気になる点について説明します。
これまで使用してきたお絵描きデバイス
筆者がこれまで使用してきたお絵描きデバイスは、板タブ(液晶のない一般的なペンタブ)、液タブ、Androidタブレット、iPad Pro、そしてiPad miniです。
一通り使用経験がありますが、現在メインで使用しているのはiPad miniです。
iPad miniで半年お絵描きしてみた結果
結論から述べると、買って良かったです。場所を選ばずお絵描きすることができ、なおかつ気軽に持ち運べるため、イラストを描く頻度が圧倒的に増えました。
また、iPad miniを導入するにあたって最も気になっていた描き心地は、デジタル特有の違和感など特になく描けます。「iPadでお絵描きをしたいのならばiPad Pro!」と言われがちですが、筆者は液タブやiPad Proとの差を感じずスムーズにお絵描きできました。
ただし、細かい機能などを比較してしまうと最新のiPad Proに軍配が上がります。筆者が所持しているのは最新のiPad Proではないこともあり、差は気になりませんでした。
なお、使用しているペンはApple Pencilです。
iPad miniでのイラスト制作
正直、画面の小ささには慣れるまで少々時間がかかります。筆者は12.9インチのiPad Proから移行したこともあり、初めは「描きづらいかも…」と思いました。大きなキャンバスにイラストを描きたい、という人にはあまりおすすめできないかもしれません。
iPad miniでの漫画制作
絵を描く分には問題ありませんが、原稿全体を俯瞰してみるには若干画面の小ささが気になりました。また、漫画制作用に吹き出しやトーンなどのツールを出すと一気に描画範囲が小さくなります。
画面上にあれもこれもツールを広げておくことができないため、作業効率は若干下がります。
iPad miniでのお絵描きを便利にするカスタマイズ
Apple Pencilと太軸グリップ
iPad miniでアナログに近い描き心地を求めるのであれば必須です。Apple Pencilに太軸の専用グリップを付けることで、液タブのペンに近い持ち心地になります。
ペーパーライクフィルム
紙に近い描き心地を求めるのであれば、ペーパーライクフィルムは必須です。お絵描き以外の用途で使用する際に画面のざらつきが気になる場合は、着脱可能なタイプのフィルムがおすすめです。ゲームや動画視聴の際には外しておくことができます。
タブレットスタンド(MOFT)
タブレットスタンドとして「MOFT」がおすすめです。そのまま机に置いても十分描けますが、頻繁に使用するときは、スタンドを使用したほうが姿勢や目が疲れずに済みます。
MOFTはタブレットスタンドとして使用できるほか、手を差し込んで片手でタブレットをホールドすることができます。寝転がったり、立ったりしたまま絵を描くことができる点は、コンパクトなiPad miniの魅力のひとつかもしれません。
iPad miniでお絵描きするためにかかった金額
- iPad mini 6(64GB/整備済製品) 66,800円
- Apple Pencil(第二世代) 19,077円
- Apple Pencil用グリップ 973円
- ペーパーライクフィルム 1,999円
- タブレットスタンド(MOFT) 3,580円
- iPad mini用のカバー 1,300円
…合計 93,729円
※金額は購入当時のものを記載しており、現在の金額は異なります。
iPad miniはAppleの公式サイトで購入し、そのほかはAmazonで購入しました。
決して安いとはいえませんが、気軽にお絵描きができるため頻繁に使用しています。使用頻度を考えると元は取れたかなと思っています。
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